家族に迷惑をかけないために...
健康で元気なうちに身の回りの整理をしておきましょう...
近年、残された家族に迷惑をかけないように生前整理をする方が増えています。
今回は生前整理について解説していきます。
■時代や環境の変化を見据えて
家族や親族をはじめ、近所の方や地域の方が集まって、お祝い事はみんなで喜び、悲しいことはみんなで悲しむという文化や風習があります。
もっとも、沖縄でも少しずつ少子化が進んできたとともに、地元を離れて東京をはじめ本土を生活拠点にする方が増えてきました。
かつてのようには集まれず、お正月やお盆でないと家族や親族で顔を合わせる機会が減っているご家庭もあるかもしれません。
これまでなら、誰かが亡くなれば、地域の方も揃ってお葬式を行い、葬儀後も家族が自宅に住み続け、親族が集まって遺品整理をすることや遺品を受け継いでくれるのが当たり前でした。
だからこそ、死後のことまで考えなくても、残された家族や親族がいるから安心と考える方がほとんどだったのです。
ですが、沖縄でも少子化や地元から離れて暮らす人が増え、少しずつ時代や環境が変化していく中で、残された家族に迷惑をかけたくないと考える方も増えています。
■これからの時代を考えた生前整理のニーズ
亡くなったときはみんながいるから安心、私たちが受け継ぐから大丈夫が基本だった沖縄でも、本土からわざわざ来てもらうのは大変、飛行機で行ったり来たりしたらお金もかかると不安を感じる方は増えています。
家族や親族が地元で暮らしているケースでも、年収や貯蓄額が全国的にも低い沖縄の事情を考えると、死後に経済的な負担をかけたくないと考える方も多いのではないでしょうか。
農林水産業や観光業の仕事がメインの沖縄では、右肩上がりの収入や高収入はあまり期待できません。
亡くなったときに遺品を片付けることや葬儀をするにも、それなりのお金がかかります。
できるだけ自分が生きている間に荷物を整理するとともに、葬儀の費用も自分で出して、残された家族には負担をかけたくないと考える方が増えているのです。
また費用面だけでなく、残された家族の立場から見ても生前に整理しておくことは大切です。
本人の身の回りの物なら断捨離しやすいと思いますが、自分のものではないものの整理整頓は思っている以上にはかどらないという声を聞きます。
残された家族のために、ご自分で好きなときにゆっくりと心の整理をしながら、身の回りのものを片付けておくことをお勧めします。
■生前整理は事前相談から
荷物を整理することも1つの方法ですが、ご自身がいつ亡くなるかは予測することはできません。
これからも長く元気で暮らしていく可能性がある以上、荷物を片付けるのは限界があります。
まずは残された家族の負担を減らせる小さなお葬式について考え、そのための資金と、死後の遺品整理にかかるお金を用意しておくのが良いのではないでしょうか。
葬儀のことでお悩みのお客様がいらっしゃいましたら、こころの家族葬がスタッフがご相談を承ります。
こころの家族葬では、事前のご相談も承っておりますので、0120-816-996までお気軽にお電話ください。